日本中の予想をいい意味で裏切り、今日、自民党本部で総裁選が行われ、まさかの石破茂新総裁が誕生した。
一地方の会計責任者としては、やはり昨年秋に発覚した政治と金の問題(政治資金規正法違反事件)があまりにもひどい。あれはリクルート事件の焼き直しで、それを数十年ごとに繰り返しているだけだったということになる。石破さんは、結構まともなことをずっと言ってきた。つまり、法律で義務づけられている帳簿に記帳すべきものをしていなかったのはどう考えてもおかしいと。
とにかく、最低限、法律は守ってほしい。こっちは守っているんだから。あと、金融資産課税は、岸田さんのときと同様、石破さんも公約に入れていた。資本主義、株式資本主義に振り切らないところが評価できる(だから株価も下がったが、円高は生活者には助かる)。国民負担率49パーセントなのに、どんなに儲けても20%止まりというのはどんな屁理屈やウソでももう騙しきれない不都合そのものだろう。やめたらいい。
そもそも、孤独に苦しむ人たちをネットや書籍であっち方向に焚き付けて、心理戦で支持を増やす手法は下品で見るに堪えない。
今はいくら、記者クラブの壁で隠蔽しようとも、動画配信者によるキャンセルカルチャー花盛り。平気でウソをつく人たちの政治は持続できない。野党は慌てふためいているかも知れない。石破さんじゃあ、自分たち以上に今や左寄りになっていて、攻撃しようにもとりつく島がまったくない。